「施術を受けたのに身体がだるい」「もみほぐしに行った日に翌日に筋肉痛になった」「マッサージをしてもらったら気分が悪くなった」
今まで整体やマッサージを受けてきた中で、このような症状が出たことはありますか?
実はこれらの症状、身体が良い方向に向かっているサインである確率が高いです。私たちはこれらの症状のことを「好転反応」と呼んでいます。
好転反応とは、整体やマッサージなどの施術を受けた数時間~数日にかけて身体の健康状態を回復する過程で引き起こされる回復サインのようなものです。
身体の筋緊張を取ることで、血液やリンパの流れが良くなり体内の壊れた組織を作りかえる、腸の働きが急激に良くなることで毒素や老廃物を体外に出そうとする働きで様々な症状の好転反応が起こります。このような症状は数日程度で治まり、以前よりも身体がずっと楽になっていると思います。
好転反応の特徴
ここからは好転反応の4つの種類を解説していきます。
- 弛緩反応ーマッサージや整体を受けて筋肉がほぐれることで、血流が良くなり、身体にたまっていた老廃物が巡回することを言います。その際に、今まで機能していなかった器官が対応できず、倦怠感や疲れ、発熱が起こる可能性があります。
- 過敏反応―筋肉痛、発汗、かゆみ
- 排泄反応―尿が近い、下痢、発疹、嘔吐物
- 回復反応―吐き気、腹痛
これらを知らないままで施術を受けてしまうと、「なんでマッサージを受けたのにさっきより身体がしんどいのだろう?」と不安な気持ちになってしまいます。
自分の身体が今どんな状態で、どうなっていくのかを理解することで不安を取り除く事ができます。
好転反応の対策
施術直後の「だるさ・眠気・疲労感・違和感・発汗・下痢」などの全身症状が出た際は下記の方法を行ってみて下さい。
- しっかりと水分補給をする
- アルコールやカフェインを摂取しない
- 炎症反応が起こっているのでお風呂ではなくシャワーで
- だるさがある時は横になって寝る
- 激しい運動はしない
これらの対策をとると好転反応が楽になりますが、とらずにいると症状がさらにきつく出てしまいます。少しでも症状を軽くするためにしっかり対策は取っていきましょう。
好転反応が出やすい人の特徴
- 初めて又は久しぶりの施術を受ける人
- 薬を長期間服用している人
- ストレスや疲労が溜まっている人
- 睡眠不足の人
身体の状態が悪い人ほど好転反応が出やすいと言われています。辛さの度合いで、自分の身体の状態を知るための目安になります。
まとめ
整体やマッサージ後の好転反応は身体が良い方向へ回復している可能性が高く、あまり心配する必要はありません。好転反応には個人差があり、誰にでも出る反応ではなく、より早く治そうとする反応ですのでうまく向き合ってみて下さい。